当院のインプラント治療

当院で扱っているインプラントの種類

当院で扱っているインプラントの種類

インプラントには安価なものから世界的シェアを誇る有名メーカーのものまで、非常に沢山の種類があります。小さなメーカーで安価なものは、将来的に部品の供給がなくなる懸念や、取り扱い方法が不明になってしまう可能性もあるため、当院では世界的に認められた物のみを使用。治療中だけでなく治療後の永続的な保守を第一に考え、インプラントを選択しております。

ノーベルバイオケア

インプラント発祥の地であるスウェーデンのメーカーで、世界で初めて骨結合型インプラントを製品展開した現代インプラントシステムのパイオニアです。豊富な基礎研究に基づいていることから長年世界トップシェアを維持し続けてきました。
特に多数の歯を失った患者さんに適したシステムで知られています。

ストローマン

スイスのメーカーであるストローマンのインプラントは、世界70カ国以上で使用されています。ノーベルバイオケアとトップシェアを競うメーカーであり、最近はトップの座を獲得したとも言われています。
他メーカーも追従しているインプラント表面の性状(SLA)と一回法(インプラント手術を一回で行うシステム)が優れた特徴です。

トーメンメディカル(SPI)

スイスに本社を置くトーメンメディカル社が製造しているインプラントで、日本では歯科医療機器の販売などを行うモリタ株式会社が取り扱っています。国内ではまだ新しいインプラントですが、世界的に信頼度が高いメーカーです。
上記したストローマンの研究開発のトップが開発したシステムで、実績に裏付けされた特徴と細い改良点を解決した、優れたインプラントであると考えております。
一本の歯を喪失した症例から、すべての歯を失った無歯顎の方まで、幅広いタイプの歯の欠損に適応できるシステムです。

即日インプラント

通常のインプラント治療法では、埋入後2~3ヶ月の間、骨とインプラント体が結合するまで待たなければなりません。しかし即日インプラントは、植立手術したその日から白い仮歯の装着までを行うことができるため、施術を行った日からほぼ普段どおりの食事をすることが可能となります。即日インプラントは高度な技術が求められるだけでなく、症例選択が重要です。よって、CTを用いたコンピューターシュミレーションによる詳細な骨質の診断と治療技術、術後の適切な経過観察と対応などが重要となります。当院では即日インプラントの症例を多く手がけており、また20年以上の実績がありますので、安心して治療を受けていただくことが可能です。

※手術自体は当日で完了しますが、術前の検査、術後の経過観察のための通院が必要です。

即日インプラントをおすすめする方

・治療した当日から食事がしたい
・遠方で何回も通院できない
・一日も早く歯を装着して欲しい
・職業上の理由などから、歯がない日が1日もあってはならない

他院でインプラント治療を断られた方へ

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療のため、骨量の少ない方の場合は治療をお断りされる場合がございます。当院では、人工の骨材料や患者様ご自身の骨を移植して骨を増やす方法(骨造成)が可能なため、他院で治療をお断りされた方は、一度ご相談ください。よほどのことがない限り、治療をお断りすることはございません。

インプラント埋入後、こんな症状で悩んでいませんか?

インプラント埋入手術

インプラントはメーカー毎に取り扱い方法が異なることから、一般的な医院の場合、基本的には取り扱っているメーカー以外のメンテナンスや再治療はお断りすることが多いようです。当院では他院で受けたインプラントの再治療なども、積極的に行っております。当院取り扱い以外のメーカーの場合は、メーカーの担当者を呼んでしっかりと製品の特徴について確認。さらには快適に使用していただけるよう、的確な診断と処置を行いますのでご安心ください。

良くあるお悩みの例 ~治療後の違和感~

インプラント手術直後の違和感

外科手術を行うため、手術直後に多少の違和感が生じるのは不思議なことではありません。しかし麻酔をしたような感覚の麻痺が手術翌日になっても継続するようであれば主治医に相談し、診査を受けるべきです。また鈍い違和感ではなく、焼け付くような感覚が継続するのであれば、これは一般的に神経損傷の予後が悪い状態とされています。担当医を通じて、神経損傷の専門家に診てもらいましょう。 ただし、溜まった血液などによる圧迫で一時的な麻痺が出ることもあります。この場合は、通常1ヶ月半程度で違和感は消失します。

上部構造物(ブリッジなど)を装着した直後の違和感

上部構造装着後に生じる違和感としては、

・上部構造の誤差によるもの
・噛み合わせの調整が充分でないもの
・インプラントの骨結合状態に問題があるもの
・セメントが周囲組織に残遺して炎症を生じている

などが考えられます。いずれも鑑別診断が重要となるため、まずは主治医に相談しましょう。

治療からしばらく時間が経過してから生じる違和感

治療後しばらくしてから感じる違和感は、大きく分けて、

・メカニカルな問題
・生物学的な問題
に分けられます。

例えば、インプラント上部構造を装着したネジが緩んだり破折したりすることで起こる違和感は、メカニカルな問題。対して生物学的な問題としては、主にインプラント周囲の感染が挙げられます。
インプラント周囲の感染は数年経ってから発症することが一般的です。ただし、感染は複合的に発生したり、上部構造が緩んだまましばらく放置することで感染がより速く進行したりするなど、非常に複雑な臨床像を見せることがあります。
根本原因を突き止めることが困難な場合もありますが、早期診断・早期対策を立てることこそが、ドクターに本来求められることと換言できます。

良くあるお悩みの例 ~仮歯・インプラントの脱落や、上部構造の破折~

仮歯・上部構造や、インプラントの脱落

仮歯・インプラント上部構造、さらにはインプラント自体が脱落するといったことはなぜ生じるのでしょうか。
インプラントそのものが脱落するときは、そのインプラント治療は失敗だといえます。やり直す以外に方法はありません。そして仮歯・上部構造が取れるということは、一般的にはインプラント上部構造の接着の問題だと考えられます。
上部構造の取り付け方法は、接着式とネジ固定式の二種類がありますが、当院ではネジが緩まない限り外れないことや修理や改造が可能なことから、ネジ固定式を採用しています。

上部構造の破損

インプラントは人工物のため、血液などで栄養を補給され続ける天然歯と比べると上部構造が破折するのはやや仕方ない部分があります。天然歯には噛む力を緩衝する組織(歯根膜)がありますが、インプラントにはそれがありません。よって高性能な車におけるタイヤのように、上部構造の摩耗や細かい破折が天然歯に比較すると頻繁に生じる可能性があります。
とはいえ、インプラントに支えられた上部構造を頻繁に作りなおすことは、費用や時間の面からも回避したいものです。通常の天然歯にかぶせたクラウンなどは、歯科用セメントにて接着・固定されていますが、インプラントはネジによる固定が可能。ネジ固定式は上部構造の摩耗や破折に対応しやすいので、インプラント上部構造はネジ式が良いと考えています。
ただしネジ固定式は複雑な技工術式を行う必要があることから、技術的に優れた技工士が上部構造を製作する必要があります。当院は院内にラボ(技工所)を併設し十分な経験を有する技工士が常在しているため、精度の高いインプラントを製作し、修理などにも対応できます。

良くあるお悩みの例 ~インプラント周囲の腫れ・出血・痛み~

インプラント周囲が腫れるのは、基本的には「インプラント周囲炎」と言われる細菌による感染症がほとんどです。歯周病(炎)と類似した病気であることから、歯周病治療のように歯科医院での清掃やご自宅での丁寧なブラッシングが重要だといえるでしょう。
ただし進行したインプラント周囲炎の場合、外科的な対応が必要なことがあります。時には周囲炎の治療に先だって、上部構造の清掃性を良くするといった改良が必要になることもあります。そのためにもインプラントはセメントで上部構造を接着させるのではなく、ネジにて取り外しが可能なものが世界的な学会などでも推奨されているのです。

良くあるお悩みの例 ~きちんと磨いているのに、上部構造の破折やインプラントの喪失を繰り返す~

インプラントの喪失

毎日ちゃんとブラッシングを行い、定期的に歯科医院にメンテナンスにも通っているにもかかわらず、インプラントが喪失したり、上部構造が破折したりする方がいらっしゃいます。この原因で最も可能性が高いものは、患者様の歯ぎしりや食いしばりだと言われています。歯の破折を経験した方すべてにこの可能性があり、しかも本人は自覚していないことも少なくありません。さらには、治療法があまりないことも問題の一つです。歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中や集中している時間に生じる一種の潜在意識下の習慣なので、夜間就寝時にマウスピースを装着してもらうことが一般的な治療方法となります。また、最初からこのような症状を起こす危険性が明らかな場合は、破折を繰り返してもインプラントそのものに深刻なトラブルが及ばないよう、わざと軟らかい材質の上部構造を使用することもあります。

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