現代のインプラント治療を確立したのはブローネマルク教授とそのチームですが、彼らの功績はインプラント体と生体間の生物学を科学的に研究し、生体に適切な反応をするインプラントの材質、デザイン、表面構造などを解明したことのみならず、インプラントを成功に導く治療法の標準(プロトコール)を示したことにあります。すなわち、一般的な外科学の原則にのっとった手術の上に、手術する部位の細胞が治癒しやすいように、より厳格な手術が要求されます。具体的には、骨をドリルする時の温度(形成温度)を42度以下に押さえ、無菌的に手術を行うというものです。この実現のために最低限手術室で手術を行わなければならないことは勿論、手術前の口腔内(舌を含む)のプロフェッショナル・クリーニングや、この手術ための十分なトレーニングを受けたスタッフが不可欠です。こうしたことを書いてくると手術がとてもオーバーで怖いことのように感じる方も多いと思いますが、私は、スウェーデンで記録してきたすばらしい治療成績を日本でも再現するためには、オリジナルプロトコールに厳格に従うことが大切であると確信しているからです。我々のグループの大学との連携や、厳格な手術システムを経験して、よく患者の皆さんからこんなことをやるのは初めてだと驚かれます。

私はこのようなことを自慢するようでは、まだまだ日本の歯科のレベルに問題があると思います。

手術がとても怖い方は対策があります。痛みなどについては次項を読んでください。痛みより精神的になかなか受け入れがたい方には、麻酔科医を大学から派遣してもらって静脈内沈静法を利用しています。

麻酔したこともほとんど覚えていないくらいですので、とても不安感の強い方、有病者の方はこうした体制をとっています。

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